高血圧が重篤な疾患につながるメカニズムと危険因子

高血圧は平常時の血圧が正常の領域よりも高くなってしまっている状態が続いてしまっている状態であり、生活習慣病の一つとして位置づけられている疾患です。血圧が高くなっているというだけでは自覚症状が生じにくいことから多くの人が高血圧となってしまっているリスクがあり、健康診断や人間ドックなどで血圧を測定して自分が該当してしまっていることに気づく人が多いのが実態となっています。高血圧となることによって心臓病や脳卒中、腎機能障害といった様々な重篤な疾患の危険因子となることから、予防を行うことや血圧をコントロールすることが重要視されるようになっています。
高血圧がこういった重篤な疾患につながってしまうメカニズムはある程度理解がなされるようになってきています。血圧が高くなることによってその圧力に耐えるために血管の壁が厚くなります。この肥厚の仕方が部分によって異なるため、血液の流れに変化が生じやすくなり、血管の壁が薄めで弱い部分に圧力がかかると破れてしまいやすくなります。この現象が血管系が入り組んでいる脳で起こるのが脳卒中が発症するメカニズムです。また、心臓病はより直接的なメカニズムによって説明可能です。血圧を上げることは心臓に負担がかかるため心肥大が起きることになり、心筋の肥大によって血管が圧迫されてしまうことで血流が不足すると狭心症が起きるといった説明がなされています。
高血圧になってしまう原因は遺伝的なものと生活習慣によるものがあります。特に生活習慣に根ざしている危険因子は数多く知られています。飲酒や喫煙、食塩の過剰摂取や運動不足、肥満など様々な危険因子があるため、その改善を図ることによって予防を行っていくことができます。